角柱型磁石、(中空)円柱型磁石、円柱型磁石(径方向磁化)、扇型磁石から発生する磁場の計算が可能です。具体的な計算例を以下に示しています。計算データはcsv形式で保存ができますので、エクセルなどの表計算ソフトで加工すれば様々なグラフ、コンター図などに加工することができます。

計算例

計算例1(リニアモータ磁石)  

角柱型磁石配列の場合

・入力モデル  

N,S交互に6個の磁石が配置。(ヨークは磁石厚さを2倍として近似している。)

・計算結果(磁場ベクトル分布)

・Y軸上の磁場分布グラフ化 

X-Yデータの形で csv形式で(Bx,By,Bz) のデータ出力ができます。エクセルの散布図のグラフでデータを加工すれば以下のような分布グラフを作成できます。            

計算例2(4重極磁石)

円柱型磁石配列の場合  

・入力モデル 

N,S交互に対角線上に4個のボタン型磁石が配置されているものとする。  

・計算結果(磁場ベクトル分布)

・Bzの3次元コンター図化 

X-Y平面の形で csv形式で(Bx,By,Bz)のデータ出力ができます。エクセルの3D等高線グラフでデータを加工すれば下図のような3次元コンター図が作成できます。

計算例3(ボイスコイルモータ磁石) 

扇型磁石配列の場合

・入力モデル  

ボイスコイルモータ(VCM) 磁石は中心対称にN,S極に2極着磁されていると仮定。

・計算結果(磁場ベクトル分布)

・磁場分布の角度依存のグラフ化

R‐Θデータの形で csv形式のデータ出力ができます。エクセルの散布図のグラフでデータを加工すれば以下のような分布グラフを作成できます。

アプリケーションソフトの動作環境

WINDOWS環境下で動作します。WINDOWS10,11 を含むそれ以前のWINDOWSでの動作が可能です。

実際に使って確認したい

無償版と有償版があります。有償版は計算対象(角柱型、円柱型、扇型磁石、コイル)と機能(磁場計算、力の計算、不可逆減磁計算)により価格が異なります。無償版は、全ての計算対象、機能が使えますが、使用期間は限られます。

上で示したモデルファイル(モデルファイルはアプリケーションソフトから直接読み込み可能です。)と結果のまとめのファイルもダウンロードできますので、無償版をインストールして実際に確認してください。

無償アプリケーションのインストール方法

ダウンロードページより無償版ライセンスの送付を依頼ください。アプリケーションソフトもダウンロードページよりダウンロードできます。インストール時にライセンス情報が必要となりますのでご注意ください。